2011/12/31

三郷の子の尿からセシウム 15人中5人

三郷市の保護者でつくる市民団体「放射能から子ども達を守ろう みさと」は27日、市内に住む3~10歳の15人の尿を独自で調査し、5人から放射 性セシウムが検出されたと発表した。また市内在住の女性3人(31~35歳)の母乳を検査したところ、同セシウムは検出されなかった。

同団体は会員から希望者を募り、市内在住の子どもの男女15人を検査。10月15~20日に尿を1リットル採取し、国内の検査機関で分析した結果、5人の男女(3~10歳)から放射性セシウムが1リットル当たり1・04~0・19ベクレル検出された。

「放射線対策をとっていない」または「6月以前は対策をしていなかった」とするグループでは、検査した5人のうち4人の尿から放射性セシウムを検出。一方、放射性物質を含有しやすい食材を避けるなど「対策をとっていた」グループ(10人)で検出されたのは1人だった。

同団体の田中慶大事務局長(33)は「この検査では健康被害は分からない。だが対策を取れば内部被ばくのリスクを減らせることが分かった」としている。同団体は三郷市に食品用の放射性物質測定器を購入し、給食を測定するよう求めている。

12/28埼玉新聞より

詳細な検査結果は 「放射能から子ども達を守ろう みさと」さんのサイトの
コチラのページをご参照下さい

2011/12/30

給食の放射性物質、半数の自治体が検査 対応決めかねる所も /埼玉

12/30 毎日jp より

県教育局保健体育課が全63市町村(一部は給食組合)を対象に調査し今月6日時点で集計した。18市町が給食の検査を「実施」とした。このほか、15が「検査を行う予定がある」と回答した。同課は自治体名を「実施」以外は公表していない。

◆検査を実施している自治体
▽川口市▽戸田市▽新座市▽北本市▽川越市▽所沢市▽飯能市▽東松山市▽富士見市▽坂戸市▽鶴ケ島市▽行田市▽秩父市▽越谷市▽蓮田市▽桶川市▽蕨市▽嵐山町(県教育局まとめ。6日現在)

・・・・・検査内容が重要ですけどね。

文科省、給食まるごと検査経費を全額補助

「小中学校の学校給食の安全を確保しようと、文部科学省は、給食一食分を丸ごと検査して放射性物質を測定する経費を全額補助することになりました。

東京電力福島第一原子力発電所で事故が起きてから、保護者から学校給食に対する不安の声が出たた め、食材のサンプルを事前に検査して放射性物質を測定する自治体が増えています。このため文部科学省は、来年度から公立の小中学校の給食一食分を丸ごと民 間の機関に検査を委託して放射性物質の線量を測定する場合、費用の全額を補助することになりました。福島県ではすべての市町村で1か所の学校か1か所の給 食センターの給食を毎日検査することが認められ、福島県以外では、都道府県内の2か所の学校か2か所の給食センターで数日分の給食をまとめて1週間ごとに 検査することが認められます。文部科学省は「自治体には検査結果を随時公表してもらいたい。給食を継続して丸ごと検査することで、より確実な安全安心の確 保につなげていきたい」と話しています。」


ようやく・・・ですが、あまりに自治体の動きが遅すぎます。
来年度と言わず、新学期から前倒しで行えないものでしょうか?
子ども達にとって毎日の事ですから。

2011/12/23

福島県須賀川市 給食用食材の放射性物質測定と独自基準値設定

『学校給食用食材の放射性物質測定と基準値設定
食材 10ベクレル/kg
飲料水 5ベクレル/kg
牛乳・乳製品 5ベクレル/kg』


福島県須賀川市は来年1月下旬から、市内27の全小中学校の給食食材に含まれる放射性物質の基準値を、1キロ当たり10ベクレル以下、飲料水と牛乳 は同5ベクレル以下とする方針を決めた。
食材、牛乳は厚生労働省が示した新基準値案の10分の1、飲料水は2分の1で、これを超えた食材は使わない。


検査のため、市は新たに簡易測定器5台を小中学校や給食センターに配備する。食材は給食を調理する2日前に検査し、結果は市教委のホームページで公表。飲料水は同市水道部、牛乳は同県原子力センターの測定結果を採用する。

市教委学校教育課は「児童・生徒の内部被ばくを防ぎ、保護者の安心感を得るには、厳しい基準を設けるしかない」と話している。
毎日jpより


 Ⅲ 学校給食用食材の放射性物質測定と基準値設定について (担当課:学校教育課)(PDF)



このように子どもを守る基準設定を全国の自治体が追随する事を強く望みます。

2011/12/20

食品の放射性物質 新たな基準方針

厚生労働省は「一般食品」の放射性セシウムの基準値は、暫定基準値の5分の1に当たる、1キログラム当たり100ベクレル、成人より放射線の影響を受けやすいと指摘さ れている子ども向けの「乳児用食品」と「牛乳」は50ベクレル、そして、摂取量が多い「飲料水」は10ベクレルとする方針を固めました。
来年4月から新たな基準を適用。

NHK news web より

神戸市が食品検査器購入で前進

福島第1原発事故の食品への影響に対する保護者からの不安の声を受け、神戸市は19日、神戸市中央卸売市場(中央区)に流通する食材や学校給食について、来年1~3月に放射性物質の定期検査を実施すると発表した。

原発事故以降、学校給食の安全性に関する問い合わせが相次いだことに対応、市が2400万円を投じて最新の測定機器を導入した。

食材の対象は、神戸市中央卸売市場に流通する東北など17都県産の農作物や海産物。毎週1回、4種類ずつ抽出して検査する。そのうち1種類は学校給食に使用される食材を選ぶ。

さらに同市中央区の小学校1校を選定、児童が食べた給食を1週間分冷凍保存しておき、検体として検査する。結果は市のホームページなどで随時公表するといい、市は「結果を確認し安心して食べてほしい」としている。

産経ニュースより

2011/12/19

「けいとうさぎ」さんのサイト

子どもの尿に含まれる放射性物質の検査結果のデータを共有する
「けいとうさぎ」さんのサイトにて検査結果の登録が増えて来ていますね。
ご参考まで

http://www.keitousagi.com/

「給食から何Bq/kgが検出されたら弁当に切り替えるか?」ネットアンケート結果

給食の「まるごと一食検査」をゲルマニウム半導体検査器での検査を提案してきた
東大・早野教授がインターネットで行ったアンケート結果。
2日間で7000件の回答があり、そのほとんどが「1、5、10Bq/kg」に集中した。

早 野教授は「子供には1Bqでも内部被曝させたくない、というのは心情的には理解できます。しかし、だからといってセシウムを全く取り込まずに生活すると いうのも無理な話。大事なのは、長期的な内部被曝量の積算です。現在、多くの自治体が導入している簡易検査機は検出限界値が高く、精度も低い。例えば、検 出限界値が30Bq/kgの場合、それ以上の数値が1回検出されるより、29Bq/kgを知らずに毎日摂取するといったケースのほうが深刻です」

そこで、早野教授は「1食分の給食を丸ごとミキサーにかけて、1週間(5日分)ごとにまとめ、ゲルマニウム検出器で精密測定する」という方法を提案している。

詳しくはこちらの記事にて

入間市の小中学校、狭山茶でうがい強行

このお知らせには「専門機関の検査で安全性が確認されています」とはありますがその検査結果がどのようなものなのか。

下記検査結果をご覧ください。
数値的に国の暫定基準内とはいえ、今やこの値を「低い」と思う人がどれ程いるでしょうか?

教育現場での問題意識、危機感の低さに改めて愕然とします。

2011/12/13

千葉市 給食一食分放射性物質の検査を実施

千葉市公式HP 給食1食分(提供食)の放射性物質検査の実施について より

検査対象や検査方法、および回数等、見習うべきところは多いです。
また、検査基準の検出限界値1Bq/kg以下 とし
給食からの内部被ばく量を積算でより正確に把握するため」と明記した市の姿勢を
飯能市、日高市にも是非とも追随して頂きたい。

2011/12/12

田中優さん講演会

田中優さんの講演会が青梅にてあります。お時間ある方は是非。

「地宝論」-地域の資源を活かす法

日時:12月17日(土) 18:00開場 18:30開演

会場:青梅市福祉センター(JR東青梅駅徒歩5分)駐車場あり

入場者は資料代で500円が必要です。親子休憩室あり。

要申込み: 先着順120名まで

連絡先  携帯    090-2313-7481(浜田)
FAX    0428-23-6621  (館の工房)

共催 青梅小水力発電プロジェクト/青梅の水とごみを考える会
後援 青梅ボランティア・市民活動センター

2011/12/11

OKフード

毎回食の汚染情報ばかりでは気が滅入るので
汚染の少ない「OKフード」をがっつり食べましょうか。

「OKフードまとめ」

OK FOOD 情報サイト

埼玉県 ・ 原乳の放射能汚染調査結果

ここ暫くは微量ながらも放射性セシウムは検出され続けてます。
こちらも注意が必要と思われます。

埼玉県 ・ 原乳の放射能汚染調査結果 2011年3月29日から12月1日

給食が0ベクレルであるべき理由

以下のサイトの資料が判り易いですね。
放射性セシウムの長期摂取による体内残存量の経時推移 ICRP PUBLICATION111 

「毎日1ベクレル食べ物や水から摂取していても、2年後(700日)には200ベクレルほどの放射性セシウムが蓄積し、毎日10ベクレル食べ物や水が摂取していると、2年後(700日)には体内の放射性セシウムの蓄積量は1400ベクレルを超えます。

これがもし、体重15㎏の子どもであれば、その体重1kgあたりのベクレル数は93となります。体重1kgあたり50ベクレル/kgを超えると、生命に関係する臓器(脳、心臓、腎臓、肝臓、脾臓、すい臓、など)が病気になり、命の危険がある言われます。」

子ども達への安全対策は万全であるべきと考えます。

2011/12/05

千代田区、給食牛乳から放射性セシウム17.9ベクレル/Kg検出


その詳細は⇒コチラです


ちなみに世田谷区は今後1,100万の予算で測定器の購入を進めていますが
お金のある自治体とそうでない自治体の地域格差は広がる一方の様に感じます。
また行政側の問題意識も然りですね。。

地元行政側からこのようなアピールも期待したいものです。

文科省「40ベクレル」のドタバタ

文科省が給食の放射性物質汚染度の目安を「40ベクレル」としたのも束の間、一晩で「40ベクレル」は測定機器の検出下限の目安と方向転換。
森ゆうこ文科省副大臣の意向を文科省自体が必死に抑え込んでいるように見えます。
日経新聞関連記事 40ベクレルは「検査機器の目安」文科省釈明

これに対し森ゆうこ副大臣のツイートから
【給食検査】 「不用意な発言」で混乱を招いたと批判するのは結構だが、根拠を示して欲しい。少なくとも早く給食の安全確保策を実施しなければならないという使命感と覚悟を持って粘り強く準備を重ねてきたのは事実である。放射能から子どもたちを守る!邪魔する者たちとは断固闘う!



40ベクレルでも子どもに対しては高すぎる値と思いますが森ゆうこ議員にはがんばってもらいたいところです。
また、基準値の目安や食材測定の回数等は自治体に委ねられている現状から、市民から自治体への要望はまだまだ必須と思われます。

参考として武田教授のブログ「なるほど!学校が1年5ミリの給食を強行したワケ」 をご参照下さい。

2011/12/02

飯能市議会レポート

昨日の飯能市議会にて11月21日に提出した要望について
内田健次議員の一般質問の中で取り扱って頂きました。以下傍聴に参加したメンバーからの報告です。

〜議会傍聴レポート〜 2011.12.1

先日飯能市議会(平成23年第5回定例会)が行われ
子どもみらいネットの要望書提出でご尽力いただいた内田健次議員の
一般質問(1時間)が行われました。
質問の1「防災対策について」という項目の中で
(5)「原発事故対応で放射能等の情報の窓口一元化を」という質問がされ
話合いが行われました(約10分間)。


内田議員:市への要望書提出内容にもあるように、福島原発の放射能汚染で
                市民から心配する声がたくさん上がっている。
                汚染の問題は子どもを持つ親、給食から環境問題まで様々で
                多くの部署が対応にあたっているが
                市民のために情報の一元化をすべきではないか。(略)
                3.11より放射能汚染は皆が考えべき問題になった、各自治体が試されている
                放射能危機管理室の設置を求める・・・等

これに対し市長自らが質問に答えた。

沢辺市長:放射能の影響は飯能市にも影響を及ぼしている。(略)
                これまでに保育所、学校などを測定しホームページに掲載してきた。
                また、これまでに35回の対策会議が行われ、各部署が対策を行って来た。
                今後、総合的情報、研修会、専門家の意見を聞き管理体制などを一元化したい。
                市が積極的になることで市民が安心する。
                環境部内に放射能の部署をもうけたい・・・等

内田議員:これは対策チームの発足と考えてよいですね。
                市民に分りやすく看板(HPなど)の設置をよろしくお願いします。


こんな感じの内容でした。
印象としては、数多くある質問の中で特に力が入っていたように感じました。
他の質問には市の各部署の方が答えたのに対し
この質問だけは市長自ら(用意された用紙を見ながら)
答えたところをみると実行される可能性が高い案件だと思われます。
後で内田さんも「ここは力は入りました」とおっしゃって下さいました。
議会の傍聴は初体験でしたが、市民と自治体を繋いでくれる議員さんの存在、とても心強く感じました。

2011/12/01

給食に放射能基準 1キロ40ベクレル 東日本17都県

文部科学省は30日、小中学校の給食に含まれる放射性物質を「1キログラムあたり40ベクレル以下」とする安全の目安を定め、東日本の17都県の教 育委員会に通知した。給食について文科省が目安を示すのは初めて。国費の補助で測定機器を購入して検査結果を公表することを求めており、事実上の基準とな る。
食品の放射性セシウムによる内部被曝(ひばく)の許容線量については、厚生労働省が現行の年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトへ5倍厳しくする方向で検討している。文科省が今回給食の目安を決めたのは、この基準見直しを見越した措置だ。
現行の暫定基準は、飲料水や牛乳・乳製品で1キロあたり200ベクレル、野菜や肉、魚、穀類は500ベクレルだが、文科省は「安全サイドに立ち、厳しい 方(200ベクレル)の5分の1の数値を採用した」と説明している。調理前の食材を品目ごとに検査することを想定している。
asahi.comより

検査対象の食材の選定や検査回数などは各自治体に委ねられているとの事です。